不便さの中にある幸福
こんばんは。スタッフ中西です。
今日は久しぶりに、大変遅い時間帯にブログを書いております。
基本的に、朝4時ぐらいに起きて、夜8時ぐらいには寝ていたい中西。
いつからこのようなリズムになってしまったのか、あまり定かではありませんが、とにかく澄み切った朝が大好きです。
澄み切った空、凛として透き通るような空気感、そして朝の静寂さに心を奪われている今日この頃です。
さて、本日はスタッフ全員でレクリエーションを行って参りました。
ビーディホームでは、定期的にスタッフ同士の懇親を目的として、社外研修やレクリエーションを行なっております。
今回のレクリエーションの内容は「シーカヤックにチャレンジ!」の1日となりました。
現在リノベーション工事を打ち合わせ中のN様が運営する「Outise(アウティーズ)」さんのシーカヤック体験に、スタッフ全員で参加して参りました。
それぞれ2人1組となって、カヤックに乗り込み、いざ出発!
その体験は、自然の美しさに触れ、非日常の中での貴重な体験を通じて、心を豊かにするものでした。
私にとって、陸から海を望むことはあっても、海から陸を望む世界観というものは、ほとんど体感したことのない、未知なるものでした。
海の動物たちが日頃当たり前のように見ている景色、同じ目線で見る世界というものを体感し、自然と共存している世界に、体ごと飛び込んだ感覚になりました。
N様が仰っていたお話をお借りしますが、車も電車も、もちろん飛行機も無かった時代でも、人々は船を作り、海を渡り、世界中を見て回ってきた歴史があり、その歴史の一部にタイムマシンしたような体験。
シーカヤックは、まさにタイムマシンで大昔の人類の生活を肌で感じる体験でもありました。
単にカヤックの漕ぎ方が、どうやったら上手になるんだろうというような視点ではなく、カヤックというアクティビティを通して、人類祖先の人々が、命をかけて毎日を必死に生き抜いてきた、その歴史の一部に、カヤックがあるんだなって気付かされました。
そして、さらにN様がお話しして下さった一言に、心から共感することがありました。
「親が経験しようと思わないと、そして実践しないと、絶対に子供は経験できない」
まさにその通りだなって思いました。
自分自身が経験していないような事を子供に伝えられるはずもありません。
ただただ危ない。多分危ない。といった、全く共感できない言葉を投げかけ、子供達の好奇心に大きなブレーキをかけてしまうんだろうって、思いました。
自分自身が積極的に色々なものにチャレンジし、身をもって体験し、子供と一緒にやってみる。
その日々の繰り返しの中で、子どもの中に秘められいる、心のスイッチがどこかで入り、新しい人生がスタートしていくきっかけが生まれるんだろうなって感じました。
わざわざ時間をかけて海を移動することの意味。
「移動する」ということが目的ではなく、時空 超えて旅をするといった壮大な物語が、シーカヤックの中に詰まっているんだろうなと、N様のお話を聞いていて、心のスイッチが一つ押されたような気持ちです。
不便さの中にある、幸せのカタチ。
便利になりすぎる時代の中で、目まぐるしく世の中が動いていく中で、本来人間が幸せと感じられていた、「日常の中にある普通の幸せ」といった価値観を、誰もが忘れがちになっている。
あるがままの姿、日常に見るその景色は、この時代に生きている事の証であり、それだけで幸せな事なのに、幸せとは?と考えている時点で間違っているのかもしれませんね。
心の中の幸福感に触れた、今日1日の体験、本当に素晴らしい体験でありました。
このような機会を会社で作っていただき、そして、設計中のN様のご協力もいただき、新しい世界を少し垣間見れたこと、感謝の思いでいっぱいです。
これからも、積極的に知らない世界に飛び込み。自分自身の体験を、一つずつしっかりとした財産にしていきたいなと思います。